2024年1月7日(日)から放送が開始された2024年大河ドラマ『光る君へ』。
その光る君へのオープニング映像が、今までの大河ドラマとは違った演出で話題となっています。
重厚で品があり観ていて美しく堪能できるという方もいれば、反対に観ていて気持ち悪くなってしまう方もいて、様々な感想をお持ちの方がいるようです。
そこで当記事では光る君へのオープニング映像の魅力と、様々な意味について迫ってみたいと思います。
光る君へオープニングの花の種類と意味とは?
光る君へのオープニング映像で特に目を引くのが、赤い花が開くシーンではないでしょうか?
あの赤い幻想的な花がパッと開き、あたかもそれがこれから壮大な物語が始まる事をイメージさせる映像になっているように感じます。
ただ、あの映像を見ていると、赤い花の種類は何なのか疑問を持たれる方もいるのではないでしょうか?
そこであの赤い花は一体何なのか調べてみました。
筆者が調査した結果、光る君へのオープニング映像の赤い花はザクロ(柘榴)の花ではないかという結論に至りました。
ちなみにザクロの花というのがこちらです。
どうですか?似てるといえば似てると思いませんか?
ちなみにこちらのザクロの花ですが、単に花びらや雄しべなどの見た目が似てるだけでなく、実はザクロの花自体に深い意味があるのです。
それを製作者の方はドラマのメッセージとして込めたかったのでは?と感じたからです。
その込められたメッセージというのが、「紅一点」というキーワードです。
この「紅一点」の「紅」というのは、実は「柘榴(ザクロ)の花」の事を表します。
一般的に「紅一点」と言われると、男性の中にいるたった一人の女性の事を示す事が多いのではないでしょうか?
しかし実は「紅一点」というのは、女性の事を指す言葉ではないのです。
本来「紅一点」の「紅」は女性の事ではなく、「異彩を放ちひときわ目を引く存在」の事を指します。
そして、その異彩を放つ存在、それこそが当ドラマ主人公である「まひろ(紫式部)」の事なんだと、製作者の方は伝えたかったのではないかと感じました。
このような経緯から、光る君へのオープニング映像で使われている花の種類は、「柘榴(ザクロ)の花」ではないかと思った次第です。
あくまで管理者の独断なので、本当かどうかは定かではありませんが…
光る君へのオープニングが気持ち悪いと言われているその理由とは?
光る君へのオープニングの赤い花が開くと、続いてたくさんの雄しべが開いていくシーンが展開されます。
実はその瞬間の映像が気持ち悪いという意見がSNSなどで呟かれているのを散見します。
ではなぜ、花が開くそのシーンが気持ち悪いと感じるのでしょうか?
その理由を探ってみると、そこには人の深層にある、とある恐怖症が潜んでいる可能性が高いのではと思いました。
その恐怖症というのが、集合体恐怖症というものです。
この恐怖症というのは、小さな穴や斑点などの集合体に対する恐怖の事を指します。
集合体恐怖症において恐怖が湧いてくる理由というのは、現時点では明確に解明されていないのが実情です。
ただ、最近では自分の健康を損ねかねない病気や湿疹、吹き出物などを連想させるため、無意識に不安を感じてしまう可能性が叫ばれています。
この点から、光る君へのオープニングの花が気持ち悪いと言われている原因は、人の心の奥底から湧いてくる無意識の恐怖による可能性が高いのではないでしょうか。
光る君へオープニングの手の意味について
光る君へのオープニングの手は誰のものなのか?
これは誰がどう見ても主人公のまひろと藤原道長の2人の手でしょう。
そして光る君へのオープニング映像で出てくる2人の手の距離が、まひろと道長の近しいのだけれど実は遠く切ない距離感を表しているのだと思います。
2人の手がゆっくり近づいたり離れたりするのを繰り返し、最後にもう一回お互いの手が重なり合う。
この何とも言えないお互いの手の距離感が、2人の関係性の愛しさや、もどかしさを表しているように感じてなりません。
放送回によっては、2人の距離が近付いたり離れたりと、ドラマの中で容易に結ばれない2人の距離を表しているメッセージなんだと受け取れるようにも感じます。
このような点から、光る君へのオープニングの手は、主人公のまひろと藤原道長のなかなか縮まらない距離感を表しているのではないでしょうか。
光る君へオープニングの考察まとめ
このように光る君へのオープニング映像は、たった2分45分という短い放映時間の中に、観てる人に向けた様々なメッセージを伝えてくれる内容となっています。
勝手に色々想像してしまいましたが、他にも気付かない深い製作者のメッセージが込められているんだろうとは思います。
その他にも光る君へのオープニング映像では、あたかも光が踊って生きているような躍動感を持たせた演出なども施されています。
重厚なピアノとオーケストラの演奏をバックに様々な思いをはせながら、本編のドラマとともに楽しんでみてはいかがでしょうか。